出勤して、部屋でメールをチェックしようと、椅子に座ったところで、大きな揺れ！　阪神淡路大震災を経験している私は、まだ余震が続くのか…と、不安を抱きました。揺れが収まってすぐに職員室へ。教頭先生が、校内放送で指示を出し終わったところでした。生徒指導部主任始め先生方がポールプラザへの誘導を開始。雨のため、生徒たちをアリーナに移し、安否確認を。電車内で待機中の者、自宅にいる者、学校に行きかけて引き返した者など、全員の無事を確認し終わったところで、地震についての情報収集。スマホやiPad が大活躍でした。

以後、時間の経過とともに、通学途中の生徒の状況も、電車を降りて歩き出すなど変化していきました。先生方が阪急園田や塚口駅で待機し、到着する生徒を迎え、スクールバスで学校まで運ぶことや、ガスが止まった食堂ではカセットコンロでの調理など、この時にできる可能な策を講じました。一方で、携帯での連絡網を駆使して保護者への連絡と引き取りの開始、施設設備の被害状況の確認など様々な用務が必要になりました。

なかなか、公共交通機関が回復せず、引き取りに来ていただくのにも、交通機関を利用して帰るのにも時間がかかりました。最も遅くなった生徒の帰宅が夜10時でした。生徒にとっても、私たちにとっても、長い一日でしたが、全員無事に帰宅できたことが何より。ホッとした次第です。先生方の知恵と、チームワークの良さ、フットワークの軽さ、情報収集のお蔭でした。