ゆりっこ通信
ゆりっこ通信
2020年02月11日(火)
(高校2年生)選択生物の授業
豚の頭部の解剖実習が行われました。
この実習の目的は、「哺乳類の中枢神経系(脳・脊髄)の理解を深めるとともに、受容器である眼球とのつながりを学ぶ」ことです。
眼球を取り出して眼の構造を復習した後、頭骨を半分に割って脳を取り出す作業に移ります。マイナスドライバーと金づちを使って骨を割っていくのですが、骨は非常に硬く、2つに分けるのに苦労していました。簡単に脳を取り出せると思いきや、思いの外しっかり髄膜で包まれていて、どこにハサミを入れていいのかも分かりづらく、解剖の難しさ、教科書で見る絵からは分かり得ない生き物の神秘を体感できました。取り出した脳は片手に乗るほどの大きさしかなく、そのサイズにもビックリ!また、大脳の断面や小脳が(当たり前ですが)教科書の図の通りであることを自分の目で確認できました。
脳以外にも、うずまき菅や鼻の神経など観察する部位は多く、学ぶことの多い授業となりました。