ゆりっこ通信
ゆりっこ通信
2020年04月17日(金)
(高校3年生)休校中の取り組み~現代文 第1回目の動画配信~
高校3年生の現代文第1回目の動画配信は、抜き打ち漢字テスト(範囲を知らされず問題だけが送られてくる)から始まりました。
自宅学習で漢字テスト?と思われるかもしれませんが、この漢字テストは力を測ることが目的ではありません。普段、試験勉強として一生懸命何度も書いて漢字を覚えていると思いますが、ただ「書く」作業になっていないかということを自ら気づいてもらうという意図があります。
漢字テストの後に漢字の意味を考えることができる、あるいは意味をイメージできる動画を視聴します。翌日の課題配信で同じ問題に取り組みます。「前日書いたものは隠して取り組んでください」という指示はしていますが、それは重要ではありません。
もちろん、前日と同じ漢字テストですから点数がアップするのは当然なのですが、このテストの一番の目的は漢字の意味と形や音のつながり、似ている漢字の異なる部分に注目することで自然に漢字を覚え、定着させることができることを実感してもらうということなのです。
2回の漢字テスト後に配信されたアンケートでは・・・
・漢字の偏や旁の意味を考えると、わからないと思っていた漢字もスラスラ書けた。
・動画を見る前は単に漢字を思い出そうとしていたが、動画を見た後は意味や部首を考えると、漢字が思い浮かぶようになった。
・1回目はわからない漢字はあきらめていたけれど、2回目は少し迷う漢字があっても言葉と漢字の意味を考えると書くことができた。
という気づきが多く書かれていました。
家庭学習が続く毎日、ただ作業として課題をこなすのではなく、自らの学習の癖に気づきどのような学習方法がよいか模索したり、内容について興味を持ってさらに調べたりするなど、教えてもらう時間が減るからこそ自ら考える時間を有効に使ってほしいと思います。