ゆりっこ通信
ゆりっこ通信
2019年11月14日(木)
追悼ミサ
本日は、全校生徒がセシリアホールに集まり、追悼ミサが行われました。
川邨神父様のお話に耳を傾けました。
風の電話・・・
「風の電話」と呼ばれる電話ボックス内には、電話線が繋がっていないダイヤル式の黒電話である「風の電話」とノートが1冊置かれており、来訪者は電話で亡き人に思いを伝えたり、ノートに気持ちを記載したりできます。電話機の横には次のように記されています。
風の電話は心で話します 静かに目を閉じ 耳を澄ましてください 風の音が又は波の音が あるいは小鳥のさえずりが聞こえたなら あなたの想いを伝えて下さい。
風の電話は、庭師の佐々木格(ささき いたる)さんが海辺の高台にある自宅の庭の隅に白色の電話ボックスを設置したことに始まった電話です。2011年3月11日の東日本大震災の際、自宅から見える浪板海岸を襲った津波を目にし、生存した被災者が震災で死別した家族への想いを風に乗せて伝えられるようにと一般開放されている電話です。
今年は台風被害で甚大被害を受け、今も厳しい生活を余儀なくされている方が大勢いらっしゃいます。
震災で亡くなられた方、自分に深く関わってくれた家族や友人、百合学院に関わって下さったすべての方に追悼の意を込め、思いをよせ、お祈りを捧げました。