我が家のハイビスカスは、8月初めに一度咲いていました。もう、今年はこれで終わりかなと思っていると、また、つぼみがふくらみ、今朝から花が咲き始めました。十分な太陽の光と水分を吸収して、今か今かと咲く時を待っていたようです。きっと、花にも咲くタイミングがあるのでしょう。
　私たち人間も、自分が学んだこと、体験したこと、苦しんだこと、満たされたことなどが様々に重なり合って、自分の花を咲かせることができるタイミングがあるように思います。教育の場にあっては、生徒が、自分の興味・関心をもって自分から学びたい、やってみたいと一歩踏み出したときに、先生がそのタイミングをうまくとらえてその意欲に寄り添い、引き出すことが最適のタイミングだと思います。「啐啄（そったく）同時」の教育と言えるのでしょう。今、高校3年生は進路実現に向けて、志望理由書の作成にいそしんでいます。先生方は、生徒たちの志望動機を丁寧に聞き出し、気づかせ、「これだ！」というものを絶妙なタイミングで一人ひとりから引き出してくださっています。

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