12月18日
終業式の前日に全校生徒を対象にして「人権講演会」が行われました。講演にお越し下さったのは、カトリック教会を運営母体とした平和と人権を守るネットワーク「シナピス」のメンバーで、主に海外ルーツの難民・移住者の支援に携わっていらっしゃるビスカルド篤子さんです。
　講演は一枚の写真が社会を、世界を変えていくというお話から始まりました。難民とはどういう人を難民と言うのか、日本に逃れて来られたとしても、その人たちが不法入国者として扱われること、日本に来た人たちが支援を受けながらどうやって生活しているのかなど、具体的で分かりやすいお話で、あっという間の５０分間でした。最後にビスカルド篤子さんから百合学院のみなさんへとして「あなたは、あなたのそばの人大切にしながら、生きてください。」とのメッセージを下さいました。
命の危険を感じることなく暮らしている私たちが、人ごととしてではなく、自分ごととして今日のお話を捉えて、小さなことから行動に移していってくれることを願ってやみません。