2月26日（金）、第55回卒業証書授与式を挙行いたしました。セシリアホールの入口には、書道部からの素敵なメッセージが飾られました。

新型コロナウィルス感染予防対策として、在校生は参加せず規模を縮小しての卒業式ではありましたが、心温まる素敵な式となりました。感謝のことばを読んでくれた江本さんのことばにもありましたが、今年度の高校3年生はいろいろなことに振り回され、その度に苦難を乗り越えてきた学年でした。大学センター試験から大学共通テストへの変更、入試方式も大きく変わり、初めてづくしのことに何をどうしたらいいのか不安でいっぱいだったと思います。また極めつけは世界規模での新型コロナウィルスの感染・拡大。高校最後のこの1年、たくさんの思い出を作る予定が、コロナウィルスの影響により行事ができなかったり縮小されたりと、誰もが入学時には想像もしていなかった日々となり、我慢我慢の中での一年だったと思います。

しかし、当たり前だった日常が当たり前でなくなったことで、改めて友達の存在や自分たちの居場所である学校の存在の大きさなど、たくさんのことに気づけた1年になったことと思います。

　55期生はこれから社会に飛び立っていきます。この先の人生においても予想できない困難が起こりうることと思います。そんな時には、ともに困難を乗り越えてきた仲間の存在、この1年味わった不安や苦しみを糧に乗り越えていってほしいと思います。書道部からのメッセージ「一期一会～この出会いに感謝～」。55期生83名がこの百合学院で出会えたことは皆さんにとって人生の中で大きな財産になることでしょう。55期生の活躍を教職員一同、心よりお祈りしております。

ご卒業おめでとうございます。