進学先が決まる=ゴールではありません。テストがあるから勉強するのでもありません。日常から知識や能力を高めていって欲しい ―
そんな思いを込めて高校3年生に、大学生が就職活動時に課せられることが多いSPIをテーマに授業を行いました。

近年の就職状況をデータを見ると、今年度のコロナ禍による企業業績の悪化で新規採用が厳しくなっています。SPIが採用だけではなく採用後の配属先を考える上でも参考資料として活用されていることを知り、生徒は単に点数が取れるのが良いという時代ではなく、自身の「考える力」を培っていく必要があることに気づき、一生懸命に今後どうしていけば良いのかを考えていました。

以下は対策問題の一例です。このような問題を皆で相談しながら前向きに取り組んでいました。
（例）　二語の関係と同じ関係のものを考える。
　　うどん　：　小麦粉

（問題）　アルミニウム　：　（　　　）
　A　ニッケル　　B　鉄　　C　銀　　D　コバルト　　E　ボーキサイト
（答え）　E　ボーキサイト

最近は、メールや流行言葉、絵文字など、言葉を極端に切り詰めた感覚的なコミュニケーションが使われている中、言葉一つ一つの意味を大切にすることに気づいてくれました。今後とも自分を高め続けていってくれればと思います。